一年を通してお送りしてきたこちらのコラム。
いよいよ年内最後の更新となりました。
ここ数年はコロナウイルスの影響で様々なイベントが中止を余儀なくされたこともあり、うちわ工房もかなり厳しい状況が続いておりましたが、昨年頃から徐々に回復の兆しを取り戻し、今年はようやくコロナ以前の状況まで復活してきた印象です。
昨年登場した「抗菌タイプうちわ」は今年も引き続き非常にたくさんのお問合せをいただき、同じく抗菌機能を備えた竹うちわや扇子と共に、盤石の人気を誇るアイテムとして定番化しつつあります。
それ以外にも環境への配慮により特化したタイプとして、新素材の「LIMEX」を用いたうちわの登場など、時世に合わせた新商品が登場したことも今年のトピックと言えます。
このコラムでも再三にわたって取り上げてきたように、最近ではうちわは「夏の時期特有のもの」という固定概念を大きく更新しようとしているタームに入っているような気がします。
涼しい風を起こすためのものとしての役割のほか、その形状を生かして応援・推し活・イベントグッズといった用途として音楽イベントやスポーツイベントなどでその需要が高まってきたのではないかと感じております。
これも今年に入ってからのイベントに対する規制緩和の恩恵も多分にあるのではないでしょうか。
来年は今年以上にさらにイベントが盛り上がることに期待しつつ、今年のコラムを締めたいと思います。
今年も一年間、誠にありがとうございました！！