うちわの扇ぎ方をご存知ですか?ポイントを解説します!

夏にうちわを使われる方は多いでしょう。
しかし、うちわについて正しい知識を持っている方は意外と少ないかもしれません。
そこで、うちわで涼しくなる原理とうちわの正しい扇ぎ方のポイントについて詳しく解説します。
うちわを利用される際はぜひ意識してみてください。

□うちわを扇ぐことでなぜ涼しくなるのかについて

夏は何気にうちわを扇ぐ機会が多いでしょう。
しかし、なぜうちわで扇ぐことで涼しく感じるのかを考えたことはあるでしょうか。
ここでは、うちわで涼しく感じるのかについて詳しく説明します。

人は暑いと汗をかきますが、その理由をご存じでしょうか。
その理由は汗をかくことで体温が上がり過ぎることを防ぐためです。
皮膚に付いた汗は蒸発しますが、この際に体は汗を分散させるためのエネルギーを必要とします。

そのエネルギーとして体の放熱を利用します。
つまり、汗は体の外に熱を逃がすためにかくということです。
汗の原理は理解できたでしょう。
では、うちわと汗にはどのような関係があるのでしょうか。

うちわで扇ぐことで汗を蒸発しやすくする効果があります。
それにより、体内の熱を体から逃がすことで涼しくなるという訳です。
加えて、汗が蒸発するスピードが瞬発的に上がるので涼しさが増します。

□うちわの涼しい扇ぎ方のコツとは?

うちわで涼しくなる原理は理解できたでしょう。
しかし、うちわで扇ぐのは少し疲れますよね。
そこで、ここでは効率良くうちわを扇ぎ、より涼しくなる方法についてご紹介します。

1つ目のコツはゆっくり、大きく扇ぐことです。
小さくうちわを扇ぐ方が疲れずに済むと思う方がいるかもしれません。
しかし、これは効率の良い扇ぎ方とは言えません。
小さくたくさん扇ぐことで、意外と大きなエネルギーを使ってしまうのです。

一方、ゆっくり大きく扇ぐことで、一度にたくさんの風を送れます。

2つ目のコツは下から扇ぐことです。
上から下に向けて扇ぐ方が多いと思いますが、実はこれは非効率です。
その理由は、空気は温度が高いと上昇し、低いと下降するからです。
そのため、下の方が空気の温度が低く、下から扇ぐことで冷たい風を送れると言えるでしょう。

□まとめ

以上が、うちわで涼しくなる原理とうちわの効率の良い扇ぎ方の紹介です。
普段は意識していない以外な点があったのではないでしょうか。
少し扇ぎ方を変えるだけで、その効果は大きく変わります。
今回の記事を参考に、うちわを効率良く使って快適な夏を過ごしましょう。