閑散期のうちわ工場って何をしてるの?

秋も深まり弊社はすっかりカレンダーシーズンです。
もう一方の主軸商品として多くのお客様からご注文いただいているうちわはシーズンオフ。
当然といえば当然ですが、ご注文自体もピークに比べて非常に少なくなっています。
ところでうちわメーカーではこのシーズンオフの間、どのようなことを行なっているのでしょうか。

□機械のメンテナンス

シーズン真っ只中は昼夜問わずフル稼働の機械。
印刷や貼り加工、断裁などを行うための機械など様々なものがあり、シーズンが過ぎた頃からこれら機械のメンテナンス作業を行います。
メンテナンスの内容は点検など軽微なものからオーバーホールといった大掛かりなものまであり、次の年の繁忙期に備えます。

□デザイン作成

毎年たくさんのご注文をいただく既製品うちわ。
これらのデザインの企画や制作についてもシーズンオフのあいだに行います。
そのデザインは毎年おなじみのものから時世に添ったもの、メッセージ性のあるものなど様々な種類があり、どれも非常に個性的です。

□資材の生産

シーズン中、非常に多くのうちわを生産することもあり、うちわ骨の資材もかなりの量を消費します。
ポリうちわの骨は工場で大量生産ができるため、あまり心配はありませんが、竹うちわのような天然素材の場合はその材料から確保する必要があり、さらにその後に加工を行うため、来たる翌年の繁忙期に向けて今のうちから大量の骨を生産します。
天然素材であるが故に、保管時の環境によっても品質が変わることもあって、丁寧な取り扱いを要することも竹うちわ骨の特徴です。


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ここでご紹介した通り、うちわ工場では今まさに来年に備えて羽を休めているといった状態です。
また来年、皆様からのたくさんのご利用をお待ちしております!