夏の定番 土用の丑の日うちわ

7月も後半に差し掛かり、本格的な暑さが続いておりますが、毎年のこの時期における風物詩として「土用の丑の日」があります。
土用というのは立春~立冬の前の時期を指し、年に4回あることが特徴なのですが、夏においては、かの平賀源内が売上の乏しいうなぎ屋およびうなぎ業界を活気付けるために喧伝したことで夏の土用が現在に至るほどの知名度を誇る形となりました。(※諸説あります。)

うちわ工房ではこの土用の丑の日シーズンはまさにうちわのご注文がピークを迎える頃なのですが、その使い道としては夏のイベント、お祭り、スポーツイベントといったこの時期ならではのもののほか、まさにこの土用の丑の日のためのうちわ作成依頼というものもあります。
ご注文いただくお客様の層としては、うなぎ屋さんはもちろんのこと、魚屋、そして大手スーパーマーケットチェーンなどがあり、意外にも多くのお問い合わせを全国各地からいただいております。

そんな土用の丑の日用うちわですが、その素材についてもケースに応じて様々なバリエーションでご利用いただいております。
最も多いものとして、そこはやはり江戸時代から続く風習の竹うちわが挙げられますが、リーズナブルかつ大量に作成したい、といったご要望からポリうちわも土曜の丑の日用のうちわとして非常に人気です。

土用の丑の日用のうちわは、そのデザインについてもある程度の統一性があり、赤い背景に大きく「鰻」と書かれたものが主流となっています。
それに応じて文字のフォントも手書き風のもの、筆文字、江戸文字といったものが多用されますが、うちわ工房では多数の製作実績を誇ることもあって既存のデザインもご用意しております。

年に一度の風物詩、伝統のイベントを盛り上げるためのアイテムとしてぜひご検討ください。