意外と知らないうちわと扇子の違いをわかりやすく解説します!

うちわや扇子は日本人にとってとても馴染みの深い道具の1つです。
普段何気なく使っているうちわと扇子ですが、実は状況によってどちらを使うべきが決まっていることをご存知でしょうか。
そこで今回は、うちわと扇子の違いについてお話しします。
オリジナルうちわに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

□うちわと扇子の起源とは

はじめにうちわの起源をお話しします。
うちわの起源は古代エジプトとされています。
その後紀元3世紀ごろに中国を経由して日本に渡ってきました。
うちわが伝わってきた当初は、権力者の権威を象徴する他に、虫を払うためのものであり、風で涼しむためのものではありませんでした。

うちわが一般的に使用され始めたのは室町時代に入ってからでした。
室町時代は竹や和紙の加工技術が進歩した時代であり、長期間壊れにくいものを作成できるようになったため流通が始まったのです。
この頃から納涼の道具として利用され始め、今日のうちわに至ります。

元々は異国の道具であったうちわですが、一方で扇子は平安時代に日本で誕生しました。
実は扇子はうちわを改良されたもので、誕生した当初は納涼の用途の他に、うちわ同様権力者の権威の象徴として利用されていました。
その後、茶道や華道といった芸能の分野が発展していくにつれて庶民の間にも普及し、今に至ります。

□うちわと扇子の用法と注意点

発祥や流通の時期が異なるうちわと扇子ですが、現代では同じようなものとして利用されています。
しかし、それぞれ状況によって使い分けられるのを知っておきましょう。

うちわは扇子と比べ風の勢いが強いため、大きな風を必要とする際に役立ちます。
またうちわは納涼のためだけでなく、火起こしや熱冷ましといった日常生活の中でもよく利用されます。
さらに、うちわは印刷面が大きく、平らであるため広告としての役割も果たします。
折りたためる扇子とは異なり、常に印刷面を周りに見せられることから、ノベルティや販促品にぴったりの道具だといえるでしょう。

うちわや扇子を使用するにあたって、1つ注意点があります。
それは体温と気温についてです。
体温よりも気温が高い状況では、うちわや扇子が起こす風が逆効果になってしまいます。
気温が35度を超える場合は、無闇にうちわや扇子を使わないようにしましょう。

□まとめ

今回はうちわと扇子の違いについてご紹介しました。
うちわと扇子は発祥の場所や時期が異なり、状況や使用用途によって使い分けられます。
オリジナルうちわに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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