装飾品としてのうちわの楽しみ方<その1>

うちわ工房で取り扱っているうちわの中でも、とりわけ竹製のうちわは他のうちわには無い特別感や高級感があります。
その用途としては配るためのほか、グッズや土産物として販売されているほど。
そんな竹うちわですが、せっかく手にしたものの夏以外には使う用事がない!といったケースも多いのではないでしょうか。
その場合、うちわの他の使い道として「飾る」といった手段があります。

うちわは古来から、その使い道は風を起こすためだけでなく工芸品としての側面も併せ持っていることから、「飾る」という使い方にも違和感なくマッチし、お気に入りのデザインをいつでも楽しむことができるので意外とおすすめなのです。
特に高級感のあるうちわ関しては、飾るための部材としてこういったものがあります。

□飾り台

お土産店など日本の伝統工芸品を扱うようなお店で見かけるうちわは、比較的飾りとして扱うものが多くあります。
それらのうちわには必ずといって良いほど「飾り台」が付属しており、その種類も様々。
うちわを斜めに立てかけるタイプや持ち手を支えるタイプなど、美しいうちわのフォルムをより一層際立たせるための重要な要素となります。
飾り台そのものに美しい加工が施されているものはさらに高級な装飾品として重宝されます。

□額装

装飾用のうちわの中には額に納められているものもあります。
主に著名な絵師が手掛けたものなどこちらも高級品として扱われていることが多く、百貨店などでも販売されています。
うちわそのものを額装にパッケージすることで「作品」として生まれ変わり、工芸品としてこれ以上無い深みが増します。


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今回は主に高級品としてのうちわを取り上げましたが、次回はご家庭で簡単にできるうちわの飾り方についてご紹介したいと思います。

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