お祭りに使われるうちわについて<その1>

うちわは非常に多種多様な数が存在しており、その使い道も多岐に渡ります。
その中でも比較的なじみ深いと言えるものがお祭りで使用する「祭礼うちわ」。
どんな場面でも活用されるポリうちわとは異なり、そのどれもが竹製、そしてその形状もたくさんの種類が存在します。

□中万型竹うちわ

まず竹うちわで代表的なものが「中万型」と呼ばれるスタンダードなタイプ。
うちわ工房でも「平柄(ひらえ)レギュラータイプ」という名前でご用意しております。
なんといってもそのポピュラーさが魅力であり、お祭りの来場客に向けた販促としてうちわ本来の使い方以外の用途でも大活躍です。
加えて、短納期対応も可能であるためお祭りの規模を問わず手軽に作れることもポイント。
毎年リピートのご利用が多い人気のある竹うちわです。

□丸柄竹うちわ

次いでお祭りにうってつけなのが「小満月」や「大満月」といったタイプ。
うちわ工房では「丸柄」と冠している商品がそれに該当します。
その特徴はその名前が示すとおり、丸みを帯びた形状と丸い棒状の持ち手にあります。
その使い方は、うちわ本来のものとは少し異なり、踊りの際にくるくると回す演出としての役割や、盆踊りや舞踊に使用することに特化したものとなります。
浴衣や着物の帯に刺すことで装飾的な役割を持たせることもできるため、中万型タイプよりもやや特別感のあるうちわとしてたくさんのお客様にご利用いただいております。

□昭和型竹うちわ

数あるお祭り向けうちわの中でも「昭和型うちわ」は完全に踊りに特化したうちわです。
元は徳島県を発祥とし、今や全国区で繰り広げられる<阿波踊り>の際に用いたことから端を発するこちらのうちわ。
ご注文をいただくお客様も「○○連」といった阿波踊りの団体が多く、毎年シーズンになると全国の阿波踊りチームから続々とお問合せをいただきます。

次回も引き続き、お祭りのためのうちわについて掘り下げていきたいと思います。

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