うちわの新たな可能性

ゴールデンウイークも明け、弊社は毎年恒例ともいえるうちわシーズンに突入しました。
早速さまざまな業種・業界の方々からお引き合いをいただいており、その勢いはコロナ以前の様相を呈しております。

このコラムでも時折触れておりますが、年々、うちわに対する視線というものが高まってきているような気がしています。
筆者の職業柄という側面もありながら、これはもう紛れもない事実だと感じています。
例えば先日、外出先のコンビニエンスストアに足を運んだ時のこと、コンビニで用意されている数あるサービスの中であらかじめ登録された(した)データを指定のコードを入力することで印刷できる「ネットプリント」というものがありますが、そのネットプリントサービスを用いて「うちわのデータ」を販売するというものがあったのです。

男性ダンスボーカルグループのいわゆる推し活用としてのものなのですが、長年うちわ業界に席を置いている身としては「ついにここまで来たか」といった感じでもあります。
そのうちわデータは、日ごろ我々がお客様から頂いている入稿データそのものであり、本来であればそれを専用の機械で印刷・加工を行い、うちわに成形しますが、この場合に関しては完全に自分自身の手で切り貼りして作成するという、ある意味で究極に推しへの思いが籠った応援グッズと相成るのです。

ちなみにうちわ工房ではうちわの骨部材のみの販売も行っており、このような用途にももちろん対応可能ですので、ぜひお気軽にご利用ください!