うちわメーカーにおけるシーズンオフ時の取り組み

うちわ工房は現在シーズンオフですが、ご注文が全くのゼロというわけではありません。
夏場のハイシーズンに比べるとお問い合わせの数は10分の1程度になります。

それはうちわ工房に限らず、うちわを取り扱う業者・業界全てにおいて言えることでもありますが、この時期のうちわ屋さんはいったい何をしているのか?

今回はその謎について迫ってみたいと思います。

シーズンオフであるこの時期は、うちわメーカー各社においては既製品のデザインを作ることに充てられます。
弊社でも様々なデザイン、サイズをラインナップしており、毎年非常に多くのお客様にご利用いただいている既製柄うちわ。
そのデザインは毎年リピート利用をたくさんいただく定番のものも多くありますが、その時その時代に合わせたデザインも多く作られます。
例えばここ1~2年の間では、やはりコロナウイルスの影響が色濃く反映されたモチーフのものや、感染予防を呼びかけるもの、ステイホームを呼びかけるもの、「疫病退散」のメッセージが刻まれたもの、あるいはアマビエなど、非常に多岐にわたるデザインが揃いました。

上で述べたようなこともあり、ご注文こそ少ない時期ではありますが、うちわメーカー各社にとっては、繁忙期の売上アップにつなげる為の非常に重要な時期とも言えるのです。
うちわのデザインが揃ったのち、販売店(うちわ工房もそのひとつです)向けに配布するカタログを作成し、書き入れ時に向けた種まきのシーズンといった意味合いを持っています。
これはうちわに限らず、カレンダーなど季節商品全般に対しても言えることです。

現在、本年度用のデザイン作成中のうちわですが、本年のデザインが揃い次第こちらのコラムでもお知らせしてまいりますので、ぜひお待ちください!