ぜひ一度は見ていただきたい!うちわの荷姿について

うちわシーズン真っ只中、既に弊社でうちわをご注文いただき、無事にお届けが完了しているお客様も多いかと思います。
今年は非常にありがたいことに、コロナ禍以降としては非常にたくさんのご注文をいただいており、かつての活気を取り戻してきた印象です。

さて、弊社でうちわをご注文された方は箱を開けた際、気がついたことはないでしょうか?
それは梱包時のうちわの並び方。
実際にご覧いただいた方にはお分かりいただけると思いますが、箱の中でうちわは放射状に非常に均一な状態で並べられています。
具体的には「扇子面を中心へ、また、持ち手部分を箱の外側に向けてうちわ一本一本を少しずつずらした状態」といったところでしょうか。
文章にすると全くもって伝わらないと思いますので、詳しくはうちわ工房WEBサイト内の「ポリうちわができるまで」を参照いただくか、うちわについて画像検索をしていただければご覧いただけると思いますが、とにかく納品時のそのうちわの見た目は非常に芸術的とも言えます。
筆者もこの業界に入って初めてこのうちわの納品状態を目にし、思わず見惚れてしまったものでした。

この見事なうちわの荷姿、これはまさに伝統品であるからこその長年の経験や知識が結実したものですが、その効果も非常に理にかなっております。
例えば収納性。
うちわは一本一本がやや大きいこともあって、箱に入れる際にはより効率的な方法が求められます。
その際にこの方法を用いることによって、無駄無くたくさんのうちわが収納でき、また、箱いっぱいに満遍なく収めることで輸送時にうちわ同士が擦れたりぶつかったりすることを最小限にすることができることから、商品保護にも役立つというメリットもあります。

驚くべき点はこの見事な収納方法は一本ずつ手作業で行っているということ。
筆者も一度、この収納を自分で試してみたことがありましたが、実際のところかなり難しく、この部分においてもまさに職人の技術を感じました。
うちわをご注文いただいた際には、ぜひ納品時の荷姿を楽しみにしていてくださいね!

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