うちわの制作におすすめな紙って?うちわの専門業者がお教えします

小さいイベントのために、オリジナルのうちわを作りたいとなったとき、
「頼むのも億劫だし作ってみようかな…」
とお考えの方もいるかもしれません。
うちわは簡単そうですが、きれいに作るために紙や印刷の方法など細かく決める必要があります。
迷ってしまう方のために、うちわに適した紙やインクの情報をお伝えします!

□うちわには光沢インクジェット用紙がオススメ

仕上がりの綺麗さからオススメするのは、「光沢インクジェット用紙」です。
写真を綺麗に印刷することに長けているからです。
インクジェット用紙にも、マット調インクジェット用紙や普通紙がありますが、光沢のある美しい写真にはなりません。
コート紙タイプのレーザープリンター用紙もありますが、高精細な印刷は難しいようです。
インクジェットインクとレーザープリンターのトナーとでは、染料か顔料かという違いがあります。
できあがりの綺麗さは染料の方が良いですが、顔料トナーの方が耐久性はあり長持ちするというメリットもあります。
しかし、一般的にうちわは夏の間のみに使われる季節ものであり、それほど耐久性を気にする必要はないでしょう。
そのため、印刷面の美しさ重視で光沢紙インクジェット用紙を使うことをオススメします。
また、うちわの骨に貼りやすいようにラベル用のインクジェット用紙を選びましょう。
ラミネートなどされていると、ノリがつかない場合もあるので、気をつけてください。

□光沢インクジェット用紙を使用するときには染料インクで

光沢紙は表面がツルツルしていますよね。
そうすることで、ざらざらっとした質感がなくなり、美しい写真を印刷できます。
この光沢インクジェット用紙の長所を活かすために、必ず染料インクで印刷してください。
逆に、顔料インクで印刷してしまうと、顔料インクが写真の表面に止まってしまうので、せっかくの艶のある用紙の良さを損なってしまいます。
そして注意するべきは、染料も顔料もどちらも搭載しているプリンターを使用する場合です。
「印刷設定」の画面で、必ず「光沢紙」を選択しましょう。
もしそれを忘れてしまったら、黒の顔料インクが使用され、写真の黒い部分のみが艶消しされたマットな質感になってしまいます。
必ず印刷する前は、「染料インクで印刷すること」と「光沢紙の設定にすること」のこの2点を確認してくださいね。

□まとめ

意外と気にしなければならないポイントがあって難しそうですよね。
そんな方には、「うちわキット」なども市販されているので、ぜひチャレンジしてみてください。
素敵なうちわが完成することを祈っています。
もし、「オリジナルのうちわをもっと作りたい!」と感じた時は当社にもお問い合わせくださいね。