「うちわと扇子はどう違うのか。」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
どちらをどのように使えば良いのかわからない方もいらっしゃいますよね。
そこで今回はうちわと扇子の違いについて徹底解説します。
□うちわと扇子の違いとは
まずはうちわと扇子の歴史的な話をします。
みなさんは扇子とうちわどちらが古くからあると思いますか。
答えはうちわです。
扇子の方が昔からあると思った方が多いのではないでしょうか。
もともとは中国で発明されて日本に入ってきたうちわを、簡易的に持ち歩けるようにするために折り畳み式にしたものが扇子です。
ここで扇子は折り畳んであるもので、うちわは折り畳んでいないものと考えると思いますが、そうではありません。
うちわの中にも折り畳まれたものもあります。
では、うちわと扇子の大きな違いはどういったところでしょうか。
うちわも扇子も手に持って扇いで風を起こす道具ですよね。
しかし、見た目や形状、用途などさまざまな違いがあります。
見た目の一番の違いは扇ぐときに手に持つ部分です。
扇子は要と呼ばれる骨を束ねて固定しておく部分を持ちますが、うちわは骨の集まった部分の下にある柄を持ちます。
他にも、扇子は儀式や祭事など風を起こす以外の目的でも用いますが、うちわは風を起こす目的のみで用いるといった違いもあります。
さまざまな違いがあって面白いですよね。
□うちわと扇子ではどちらが涼しいのか
うちわと扇子どちらが涼しいのか気になりませんか。
結論から言うと、うちわの方が涼しく感じます。
理由としては2つあります。
1つ目は、うちわが涼しさに特化して作られているからです。
構造的にも丈夫で強い作りをしていて、面積的にもうちわの方が扇子より大きいのでわかりやすいでしょう。
2つ目は、てこの原理が働くからです。
柄の先から先端までの距離が長い方がてこの原理によって風量が強くなります。
想像してみたらわかると思いますが、うちわの方が柄の先から先端までの距離が長いものが多いですよね。
これらの理由からうちわの方が涼しくなっています。
涼しいのはうちわの方かもしれませんが、扇子は持ち歩きが便利です。
目的に応じて使い分けると、使いやすさも変わってくるでしょう。
□まとめ
今回は、うちわと扇子の違いについて徹底解説しました。
うちわと扇子にはさまざまな違いがありますよね。
それぞれの場面に応じてうちわと扇子を使い分けるようにしましょう。
何かご不明な点がありましたら、お気軽に当社にご相談ください。